本編《Feb》 第四章 立待月11(雨月)
気がつけば、声を上げて泣いていた。 ベッドに伏せ、手紙を胸に握り締めるようにして身体を震わせている芙美夏の頭を、永の手が何度も撫でていく。 もう、身体中の水分も空気もなくなってしまうのではないかと思う程、涙が、後から後から零れて止まらなかっ...
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