本編《Feb》 第一章 新月5
時が止まったみたいに、頭が真っ白になる。美月は無意識のうちに、震える手で淳也の腕にしがみついていた。 携帯電話の着信音が響き、それに呼び覚まされるように我に返る。「――うん、ああ……わかった。うん、今から。うん」 誰かと話す淳也の声を聞きな...
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