本編《Feb》 あとがき(本編完結) 「Februusの月」本編を最後まで読んで下さって、ありがとうございます。 あとがきがご不要な方は、お礼の言葉だけでも受け取って頂けたらと思います。 この作品のタイトルに使用した『Februus(フェブルウス)』とは、古代ローマの贖罪の神・... 2022.10.24 本編《Feb》
本編《Feb》 名残の月 二条 永 様 お元気ですか。 出て行った身で、突然このような手紙を送り付けるご無礼をお許し下さい。 そちらを発つ時に、一度は持って来たカードを同封しています。 美月さんとしての私が、由梨江ママと一緒に、毎年記念日にお渡ししていたカードを、渡... 2022.10.23 本編《Feb》
本編《Feb》 エピローグ 再びの新月 永の葬儀が執り行われ、全てが落ち着き秋を迎える頃、淳也と藍の結婚式が行われた。 主である功が芙美夏との結婚式をまだ挙げていないのに、と挙式を躊躇した二人だが、功と芙美夏の計画を聞いて、そのまま予定通り挙式を執り行うことにしたようだった。 数... 2022.10.23 本編《Feb》
本編《Feb》 エピローグ 三十日月2 やがて永は、桜の花が散る頃、舞い散る花びらに誘われるように、静かに息を引き取った。 永の棺には、由梨江と美月、功と芙美夏の写真と共に、永がずっと大切にしていた芙美夏の送ったカードの束と、亡くなるまで手元に持っていたという、芙美夏からの手紙が... 2022.10.23 本編《Feb》
本編《Feb》 エピローグ 三十日月1 病状が落ちつき、転院に問題がないとの診断を受けてから、芙美夏は東京の永が入院する病院へと転院した。 その間、見舞いに訪れ、床に頭を擦り付けるようにして土下座する大竹が園を辞めるというのを、何とか思いとどまって欲しいと説得した。 事故に大竹の... 2022.10.23 本編《Feb》